ヤシオマスは、栃木県水産試験場が開発したニジマスの改良種です。ニジマスは、通常大きくなって成熟すると肉質が落ちてきます。大きくなっても卵を持たないように改良されたのが、ヤシオマスです。栄養が卵ではなく、身の方にまわるので、大きく美味しく育つのです。
名前の由来
身の色が栃木県の県花ヤシオツツジの花の色(ピンク色)に似ていることから名付けられました。
ヤシオマスは、ニジマスの受精卵を加温処理することで、卵を持たないように改良した栃木県の特産魚です。ヤシオマスはニジマスよりも大きくなりやすく、成長すると2~3キロと大型になり肉質が充実します。
※1kg以上がヤシオマスとして認定されます。
当組合では、卵の生産から成魚になるまで、夏でも冷たい清流「金精川」の清水で一貫生産しております。
(上の写真)自然乾燥中「とば」
(下の写真)ヤシオツツジ
平成21年 栃木県よりヤシオマスの認定生産者に認定
平成31年 プレミアムヤシオマスの認定生産者に認定
(プレミアムヤシオマス振興協議会より抜粋:http://www.pyashio.com/about/index.html)
プレミアムヤシオマスは、脂質や色など7つのきびしい基準をクリアしたヤシオマスのみが認定される栃木県のブランド魚です。特に脂質のうちオレイン酸の高い含有量が求められています。当組合ではプレミアムヤシオマス専用のエサに、さらにオリーブオイルを添加しています。これにより、もともと含まれているDHA,EPAにくわえ、オレイン酸を豊富に含んだ、美味しいだけでなくとてもヘルシーな食材となっています。
栃木県ブランド魚「プレミアムヤシオマス」
冬場には凍てつくような厳しい環境で2~3年かけてじっくりと育てられ、そのうち一定期間は特別に仕立てたエサで飼育されます。 そのため、脂肪に融点の低いオレイン酸を多く含み、他のサーモン類にはない特別なおいしさが生まれます。
脂肪の融点が低いため、今までのマスと比べて肉質が柔らかく、ほんのりと甘みのある上品なおいしさとなっています。
金精川の滝
冬の養殖池
プレミアムヤシオマス3枚おろし
生食(刺身)について
サケ・マス類から人間に寄生する恐れがある寄生虫は海の中のプランクトン、あるいはそれを食べた小魚を食べることでサケ・マス類に寄生します。一方、きれいな栃木の水と良質なエサで育てられているヤシオマスは、寄生虫が入り込むこともなく安心安全です。美味しいヤシオマスの刺身をぜひご賞味下さい。